シカは冬になにを食べる?


ケネチャラシベツリベンジ・・・ではないのですが、前回と同じ場所にやってきました。
新庄氏がスタッフと一緒にスノーシューで歩いたそうで、道がとても歩きやすく整っていました。
ここではシカたちが冬の間湿原でなにを食べているのかがよくわかるのです。
最近シカが増えて樹の皮を食べて樹が痛んでしまい困っているという話しを聞きます。
冬になると湿原にいくとシカがたくさんいるのです。ご覧になった方も多いと思います。
いよいよ湿原も痛めると言われたりしますが。実際になにを食べているのかを調査しています。
湿原の奥にはいっていく感じです。夏はほとんどいくことができません。



シカ道を進みます。その脇には大きな穴みたいなものがたくさんありました。
これが彼らのお食事どころとお休みどころなのです。
林を抜けてどんどんいくと風が強くなる。雪が飛んでしまい、林の中よりも雪がないのです。
あちこちにシカの道がありました。雪を掘って食べるものを探している様子がわかりました。
雪の上はヨシやスゲが枯れていますが、掘ってみると緑色の茎が見えました。
去年から残っている部分。今度くる春になると今の根から新しいものがでてくるのです。
食べているのは去年からの残りの部分です。まわりの丘はたくさん雪があるので、雪の少ない湿原に出てきて、ここでエサを探して食べているというわけ。



ここにはヤチマナコもありました。これはシカはちゃんとわかっていて近づいていません。
途中に池も。ハンノキの林がなくなったところになにもなくなると薄い雪でその下は凍っているそう。
見た目には素人にはわかりません。夏はゴムボートを持って調査をするそうです。





2017-03-09 10:00