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昔の人の気分になってみる

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今までにも出かけている場所です。
皆さんもよくご存知のところです。でも足を踏み入れたことがないという方がほとんど。
細岡展望台に向かう途中の展望台の駐車場の手前の左手のところ。
笹をこいで中まで入ると色々な発見があります。
夏場は虫も多い、草の背丈が高い・・のですが、この時期になるととても散策しやすいのです。
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まわりにはミズナラの他、ダケカンバなどの色々な種類の木々。
そして目の前に現れたのが大きなキノコ。
下を見ると昔の人たちが食べたと思われる貝殻。
ここは昔の方達が住んでいた竪穴式住居の跡がたくさん見ることができる場所。
そこここに凹ボコがあります。
昔湿原が海だった頃、ここは集合住宅みたいに使われていたのでしょう。
遺物の中にはマグロやブリ、貝、鹿などのものが見つかっているそうです。

春夏秋冬を通じて、山のもの、海のものがたくさん収穫でき、見晴らしの良い場所に住んでいたということがよくわかります。
一般の方も入ることができる場所です。
ただし、そこから何かを持って帰ることはできませんが・・・
湿原を見ると同時に遥か昔の人々に想いを馳せる。
そんなことをできる場所です。
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かわいい実やユニークな種がいっぱい

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今回は釧路市立博物館の加藤学芸員と博物館から春採湖への遊歩道を歩くことに。
何か秋らしいものを探しつつ・・・と出かけたのですが、すぐに見つかりました。
オオバユリ。グリーンの状態ではご覧になった方も多いはず。
今は触れるとカサカサと音がして気持ちがよく、楽器みたいです。
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これで遊んでいると中から種子が飛んで行きました。紙のように薄く小さな種子です。
道路を見ると落ちていました。
ナナカマド、ドングリ、ヤマブドウ・・と思ったのですが、これはキハダとのこと。
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見た目はブドウみたいですね。でもグリーンの一粒をよく見ると確かに柑橘系のみかんみたいに見えます。
また少し進むと今度は
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たくさん見えてきたのはイタドリ。ものすごい量の種子をつけています。
続いてはかわいい小さな実。ミヤマニガウリ。ぶらんぶらんと風に揺れて可愛い実がたくさんついていました。
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このツルも可愛いのです。細くてくるくるして・・・
そのすぐそばには赤い実が・・。これはおそらくアズキナシとのこと。
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別名ハカリメと言うそうです。見えますか?
そこからさらに春採湖へ下ると・・・紫色の花が・・・
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実はエゾトリカブト。花が咲いている上の方を見ると小さなサヤエンドウみたいなものが見えました。
そして・・・加藤氏が探していたイケマという植物がやっと見つかりました。
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長さ10cm程のガガイモ科特有の実(袋果)です。
この後袋果が割れ、種髪(毛束)をつけた種子がはじけるのです。すでに弾けているものもありました。
本当に短い距離でたくさんの面白いものを見つけることができました。
青々とした樹木だけでは気づかなかったものが種子を見るとその大きな違いにハッとしたり、
可愛らしい姿に癒されたり、面白い音やその様子に親しみを感じたり。
黙々と歩くのもよろしいのですが、たまに周りを見渡してみると面白いものが見つかるかもしれません。


春採湖周辺の眺め

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今回は釧路市立博物館 植物担当の加藤学芸員とともにお送りします。
博物館ともとの科学館の中間あたりに東屋があります。そこから春採湖を眺めたことはありますか?
ボーッと見たことはあったのですが、今回は植生をキーワードに眺めました。
下を見るとまるで川が流れているのように見えるのが春採湖。
そしてそのすぐ向こう側には平らな草地が見えます。埋め立てたところというは一目瞭然。
昔はここが海だったところですね。
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その向こう側には森というか林が見えます。そこにはたくさんの種類の木々が生い茂っています。
春採湖の海沿いのところにも平らなところが見えるのですが、そこには桜などの樹木が植林されています。今は紅葉して綺麗な姿を見せてくれています。
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翻って博物館側を見ますと、目の前にはイタドリがたくさん足元に見えました。
そもそもここは急な崖になっています。ここの植生もまた違うのです。
いつも見慣れている風景ですが、ひとつだけキーワードを決めて同じ風景を眺めてみるといつもと違って見えてくる・・不思議です。
林の中を歩いていてはわからないかもしれませんが、上から眺めるとそれがよくわかるのです。
ちなみに爆弾低気圧と呼ばれた10月2日は樹木にも塩害を・・・
春採湖周辺では被害を受けたのは桜の木が多いみたいとのこでした。06.jpg

教科書に・・・

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海洋生物調査員、さかまた組代表、酪農学園大学特任准教授の笹森氏の撮られた鯨類の写真が中学校の英語の教科書に使われました。
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10085.jpg最初は「写真貸してください」という話しだったそうです。
そこでたくさんの写真を送ったところ、「これ日本ですか?」「シャチも見れるんですか?」
ということになり・・・・・
結果的には笹森琴絵氏が見ている釧路や室蘭の海の生き物について、
笹森氏の目を通してみた彼ら・・・という形で紹介させてほしいということになったのです。
もともと教師だった笹森氏。彼女は教科書を使って教えていました。その教科書にまさか自分が載るなんて。
「考えもしなかったし、望みもしない。さらに、どうやったら載るかさえしらないよね。自分が知っているのはキュリー夫人とか、エジソンとかいわゆる偉人と呼ばれる人たち。だから一般人が載るなんて。。。」
笹森氏がなさっていることは基本的には環境教育。いろいろ文章を書いたり、写真を撮って発表したり、講演をなさったりしていますが、海を伝えるという点では教科書に載るということはたぶん最大の効果をあげられると思うとおっしゃっていました。
「本当夢のよう。地道にコツコツやっていると良いことあるんだなって思えた」
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文章を書いている方は高校の時に一緒だった方。いつか何か一緒にできたら良いねと・・・
海の素晴らしさを英語を通じて伝えることができたら良いねと10年以上前にそんな話しをしていたそうなのです。今回はどういう話しにするのかを二人で考えて「なぜシャチなの」「シャチのどこが好きなの」とかをメインに構成したそうです。
笹森氏にとっては最初から付き合いのあったのがシャチとカマイルカ。海で出会った2種類が軸になって自分の活動を支えてきてくれたとおっしゃっていました。だからこそシャチの本当の姿を知って欲しかったと。獰猛なイメージがあるシャチ。でも本来は違う。あまり伝わっていない姿、そこが愛すべきところでもあると。そういうことをたくさんの人に伝えたいと、特に子供たちに伝えたいと思っていたそう。教科書で一番伝えたいのはシャチの親子愛。母親の姿、他にニック(釧路沖で出会ったシャチの愛称)とその群れのつながりについて。
「自分の大好きなシャチやイルカと一緒に教科書に登場するのが嬉しいの。そして、それを見てくれるのは子供たちというのがまた嬉しいの。」夢がひとつ形になったのですね・・・
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今年の海は・・・

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海洋生物調査員、さかまた組代表、酪農学園大学特任准教授・・・
最近は一年に2度お話しを伺っている笹森琴絵氏。
今回は調査の前の準備のためにいらっしゃったところ・・・お話しをきかせていただくことに。
そもそもこの調査は学生実習だけで、やり始めたのが2003年。さかまた組としてそこに市民ツアーを実施したのは2008年から。ということで10年以上、釧路沖の鯨類を調査していることになります。
今年も調査は10月20日くらいから約1か月弱にわたって実施。学生実習や研究者、後援団体の方の視察、市民ツアーなど盛りだくさん。去年は過去最多のシャチとの遭遇率だったそう。述べ130頭ちかい数を数えたのです。それが今年も同じとは限らないのです。
彼らが食べている魚たち、水温の高さ、気温の高さはどんな関係があるのでしょう?
気温が高い日が続き時化る日がないと海水温は上がるそうです。もちろん海の生き物にも影響がでます。
「関係者の話ではマイワシが多くとれていて、サンマはあまり良くないと聞いている。マイワシの次には鯖がくる可能性があるとすると、海の形としては去年と似ているのかもしれない。でもわからないよね」
あくまで予想なので実際海に出てみないとわかりません。
今年はサメのニュースが全国で流れていました。笹森氏は室蘭で噴火湾のカマイルカの調査も毎年行っているのですが、今年はよくサメやマンボウも見たそう。やはり水温が上がっているらしいとのこと。漁師さんもそう言っていたそうです。
いつもはこの時期いるのが少ないとも言っていたそう。さらに、イルカは遅く来て早くいなくなったと。
どこの海も少しずつ変わっていて予測しずらくなっているのが現実のようです。
20年近くやっている噴火湾での調査。20年前とはまったく違い、10年前とも変わっているそう。鯨類を見続けることは結果的には海を見続けることにつながるのです。
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