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ヤチボウズは毛羽立っている?!

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コッタロ湿原第2展望台から。看板がなくなっていました。
さらに笹を掻き分け、ここを登る?・・・以前の記憶がだんだん蘇ってきました。
そうなんです。「確かここに階段があったはず・・・」
なんとなくそんな感じもあるのですが、ほとんど笹だらけ。
国立公園をつくった当時はここに階段があり、遊歩道があったそう。
「今はシカが使っているんだよ」と新庄氏。
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ここからはコッタロ川の流れがよくみえます。
コッタロ湿原の真ん中あたりに川が左から右に流れているのが見えます。
その奥に丘陵地帯がみえますが、それはヌマオロというところ。
ヌマオロの丘陵と現在私たちがいる丘陵の間に、湿原の風景とそこに流れる川が見えるのです。
ここはタンチョウの絶好の生息地とか。
川があり、沼もあり、餌をとるところがたくさんあります。さらにヨシがびっしりあるので、タンチョウの巣をつくるところもたくさんあるということなのです。
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明るいベージュのスゲの所と濃い茶色のヨシの部分がよくわかります。
コッタロ川に細い流れがたくさん見えました。実は冷泉があるそうです。
冬でも水温が12度位あるそうで、そこは冬も凍らないのです。
だから・・・動物たちにとっては憩いの場所になっているという訳。
コッタロ湿原は釧路湿原の東側の奥にあたるそう。コッタロ川の周辺をコッタロ湿原と呼んでいます。
ヨシやスゲが間近に見える場所なのです。
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スゲの一部に毛羽立っているのが見えます・・・そこはヤチボウズがたくさん存在するところ。
スゲの草原のところは水が溜まるところ、ヤチボウズがあるところは水が動くところなのだそうです。

澄み切った空と雪が半分残るコッタロ

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コッタロ湿原第1展望台に久しぶりに登りました。
「こんなにきつかった?」が私の第一声。
コッタロ湿原を眺めるには一番高い所とのこと。
距離的には短いのですが、
その分登りはとても急です。
ただ上がってきて下を見ると・・・・・
見事な景色が広がっていました。



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下に水がたくさん見えます。川のようでもあり、沼のようでもあります。
一応コッタロ川の一部なのだそう。でも水が広がっています。
釧路湿原は水に覆われた草原、水があふれた草原と言われますが、
その風景そのまま。見るからに水の中に草原がある感じです。
一部に雪が積もっているのが見えました。「それが面白いんだよ」
雪のある所とない所があるのです。
雪のある所は、水面が凍っているということ。そこは水がほとんど動かないそうです。
雪のない所は水面が、水が動いているから凍らないのです。
一面水に見えるのですが、どこの水は動いていて、どこが動いていないのかを見ることができるのは今。
湿原の色はベージュ色。まるでサバンナみたいな風景です。セピア色で趣があります。
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収録中にタンチョウがつがいで飛んでいたり、鳴いていたり・・・
タンチョウは湿原から人里に戻る時期なので、
よく見ることができるという訳。
川湯屈斜路方面が左手にみえて、摩周岳、西別岳、
遠くは知床の端になる武佐岳や海別岳などが見えます。
いずれも白く雪が積もっています。
手前の湿原と遠くの山々を同時に楽しむことができる
贅沢な時を過ごしました。
実はここは朝日も綺麗なところ。
シラルトロ湖の右側から朝日が上がってくるそう。
そして・・・上から見ると道路の左側、コッタロ川がみえます。
これが曲がりながら釧路川に合流します。
道路の右側に細い筋みたいなものが見え、その先に水が見えました。
昔はコッタロ川が左側に行って釧路川にもつながり、右側に行って釧路湿原の奥の方に流れていく2つに分かれていたそうです。それを道路が分断してしまったそう。
今はだいぶ水が少ないのですが、丘からの水が集まり、それは流れているそう。
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今年の気候で

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北海道に今年は台風が上陸したり、塩害があったり、葉が枯れたり・・・
秋には桜が咲いたり、新芽が出たり・・・
これは新庄氏によると
「簡単に言うと、台風がきた時に急に気温が下がり、その後南からの新しい空気が吹き込んできたでしょ。短期間に気温の変化に反応した北国の植物が起こした現象だったんだよね」
桜でも、エゾヤマザクラやソメイヨシノの仲間は咲かなかったそう。
チシマザクラとかミヤマザクラといった寒い地方に生えている桜が反応したそうです。
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植物は冬芽を沢山用意しているので、そのうちのいくつかが反応して咲いたと思って良いのでは?と新庄氏。
来春は少ないかもしれないけれど、残っている冬芽が咲いてくれると思うとおっしゃっていました。
ミズナラやニレの仲間も冬芽の一部が反応して、春と思って開いてしまったのです。
その木全部が新芽を出した訳ではありません。
残りは冬芽として残っているので、冬を越して春を迎えるのです。
いずれも寒いところの植物が気温に敏感に反応した結果ということのようです。
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これはネムロブシダマという植物。可愛く赤い実に見とれました。
北海道東部に分布する落葉低木で、丸くて赤い果実は有毒とのこと。ブシ(附子)とは、トリカブトの毒、またはトリカブトのことだそうですが、根室地方に多く、毒のある球形の果実をつけることから、根室附子玉(ネムロブシダマ)という名前がついているそうです。

秋を探してみる・・・

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トリたちがジッツジッツジッツと鳴いています。
これはさえずりではなく、地鳴きと呼ばれるもの。
仲間とのコミュニケーション。ここに餌があるよ〜と言っているかどうかはわかりませんが、
地鳴きをすると仲間が集まってくるのです。
秋から冬は野鳥でも縄張りはなく、みんなで群れをなすそうです。
今は遊歩道を歩いていて声がしたらジッとしていると、トリたちが集まってきます。
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虫たちも樹皮の間のところに潜り込んでいるので越冬しようとするので、それをトリたちが狙っているという訳。
また、木の実などが落ちていたりするので地面に近いところにもいることが多いのです。
木道の脇から急に飛び出したりします。
そして今まで高い山にいたトリたちも里に下りてくる時期なので、普段あまり見ないトリたちにも会えるかもしれない・・そんなシーズンです。