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やっと録れたシャラシャラ

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以前から新庄氏からお話しには聞いていたのですが、なかなかその場面に出会えなかった・・
念願の音が録れました。
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釧路川の菅原という場所。コッタロ湿原の近くです。
茅沼からカヌーで降りてきた時に上陸する場所でもあります。一番川の蛇行している部分。
上流からの川の水が上流で凍り、部分的な欠片が流れてきて、川岸の氷にぶつかって出す音です。
カーブのところは氷が層になっているのがよくわかります。川の幅が30mほど。
でもよく見ると川の動き方が場所によって違うのです。
真ん中は渦を巻いています。
ゆったりとした流れのところ、氷の帯になっているところ、流れの勢いがあるところがあるのです。
川の流れ自体も、たくさん流れているところと、氷の欠片を運んで流れている早いところと、
渦を巻いてゆっくりと動いているところがあります。
さらに手前は流れが逆流しています。川から川岸に向かって何層もの氷ができているのがわかります。
まるで波打ち際みたい。ここは、4回に分けて凍っているのがみてとれました。
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足元を見ると、柳の葉が氷漬けになったり、川の底から上がってきた泡が
そのまま凍っているものが見えました。
そして最も綺麗に見えたのがフロストフラワー、アイスフラワーです。
凍った上に塵がたくさんあり、その塵を核にしてその周りの水分が凍って広がっていくそう。
鳥の羽みたいです。
一番下の部分は大きく羽が広がり、だんだん盛り上がって細かいものがつき、ブーケみたいになっています。
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しっかりしたシャラシャラ音を録るために川岸ではなく、丘の上からカーブのところまで歩きました・・・
川岸の出っ張った氷の場所に、流れてきた氷の欠片がぶつかり音をたてています。
それも氷の種類によって音が変わりました。
しっかりした氷とシャーベット状の氷では音が違います。

阿寒のボッケみたいな・・・

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03.jpgとうとうと流れる芦別川の音からスタート。
川のあちらこちらから湧き水が出ています。
芦別川の本流は1年中凍らないのです。
水温はそんなに低くありません。
勢いのある流れの本流に流れる枝川があります。
その枝川はとても静か。水たまりみたい。
本流に流れる枝川のひとつをずっと辿っていくと、
水源があります。
音はほとんどしないのですが、
水面の底からボコボコと湧き上がってきているのです。
まるで阿寒のボッケみたい。
水たまりに見える底は木の葉などが分解して黒く見えます。
ボコボコしているところは砂が盛り上がっているので、
はっきりわかります。
これが地下から湧き上がっている湧き水。

以前このボコボコしているところに枝を入れたら、2mくらいの深さがありました。
何度も来ている場所ですが、今回はそのボコボコが増えているような感じがしました。
大きいもので直径20cmくらい、小さなものだと直径2cmくらい。数は10箇所以上です。
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クレソンも近くにたくさんありました。新庄氏は一口食べて辛いとおっしゃっていました。
なんとなく春みたいな感じもするのですが、すぐそばにはフロストフラワー。
水のところは水温が高いので春みたいに見えるのですが、少し離れると氷点下の世界。
周りに霜柱のきれいなものもありました。
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冬の間ここは凍らないので、動物たちの水飲み場になっているそう。
あちらこちらにシカやキツネなど動物たちの歩いた痕跡が・・・たくさんありました。
蛇行している芦別川を上流までいくと、ところどころに同じようなボコボコ湧き上がっている場所があるそうです。
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とても綺麗な穴を見つけました。
おそらくここに木の根がここにあり、
その下の地面のところから水分を含んだ空気が上がってきたのでは?とのこと。
綺麗な冬のアートを作り出していました。
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小鳥を探して・・・

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今回は温根内の木道で小鳥を探しに出かけました。
静かです。
丘からやってくる湧き水の音は近づくと少しだけ聞こえました。
ここではニホンザリガニが越冬するそう。冬の間、凍らないのでこの中で越冬するのです。
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シジュウカラの声が聞こえたのですが、数はそんなに多くありません。
ハンノキやヤナギの樹皮に虫がいるので、それを食べにきたり、ヨシの中にも虫がいるので、それを食べにきたりするそうですが・・・
やっとハンノキの上に姿を確認!!さえずりながら食べている姿は可愛らしい。それにしても会えた数は少なかったです。
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8.jpg木道の脇に薄氷が張っていて、
そこの上に乗った新庄氏。
その下は湧水が流れています。
氷の下にはクレソンが綺麗な緑色を覗かせていました。
クリスタルの世界が広がっています。
私も氷の上に乗ってみたかったのですが・・・
新庄氏が氷の上で揺れると
全体がユラユラするので・・・
断念しました。

温根内ビジターセンターに戻りました。現在、リニューアル中です。完成は2月28日の予定。
すでに外観は完成していて、とても大きく感じました。
スペースとしては今までの3倍くらいの大きさとか。展示室も大きくなり、関連の施設も増えるそうです。
以前伺った時にはまだ土台だけだったのですが、もうすでにここまで・・・びっくりです。
春には新しくなったセンターにお邪魔できることを楽しみに、そこを後にしました。
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酉年はタンチョウから・・・

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何をおしゃべりしているのか、その中に混じってピーピーというヒナの声も聞こえます。
穏やかにつぶやきながら餌を啄ばむそんな風景が広がっていました。
今回は鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリから。
歩きながら餌を食べ、お互いに近づき過ぎると大きな声をあげています。
あちこちから3羽くらいの丹頂が戻ってくるのですが、そのランディングは優雅です。まるでヘリコプターが着地するみたい。
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このタンチョウ、これから変化の年を迎えます。新しいチャレンジをしなければならないのです。
給餌を徐々に減らしていくことになりました。
それは、逆に考えると、本来タンチョウが生活する環境に戻ってきているということなのだとか。
一時は絶滅の危機にあったタンチョウ、自分たちで繁殖するだけの数を増やすところまでレスキューしようと一生懸命人間が給餌などを行ってきました。
ついに1000羽を超える数になりました。これで自然の状態で繁殖できる数まで増えたということで、いよいよこれからはタンチョウ自身で餌をとり、住み場所も見つけて、繁殖して・・という段階になってきたということなのです。
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現在人間がやっているのは、タンチョウが自然に餌がとれる、採餌する場所を増やすこと。
今後の流れは2つあり、一つは分布する場所を増やそうと広げようという流れ。
もう一つは餌をとる場所を給餌場だけではなく、自然採餌の場所を増やそうという、餌環境を変えていこうという流れ。さらに営巣する場所を増やそうとしているそうです。
新庄氏は、給餌を始めた農家の方々の話を聞いた時に、あるおじいさんが話していた事を思い出すと・・・
「昔はタンチョウが餌をとる場所がたくさんあったんだって、湿原の周りに。そこをみんな農地にしちゃったから、その罪滅ぼしで給餌を始めたんだって言っていたんだよね」
本来彼らが餌をとる場所がなくなったということ。なくしてしまったという事を私達は考えなければならないのです。だから、その場所を作ってあげなければならない。でも作ってあげるといっても自然に作る訳ではない。私達が作る訳なので、自然の中でうまれてくる状態になるまでは維持しなければならないのです。
今あるものは大切にしましょう。
失ったものは取り戻しましょう。
しかしそれは自然になじむまで、再生したものが自然の生態系になじむまでは
管理していかなければならない。維持していかなければならない。そこまでが我々の役目だと思うと新庄氏はおっしゃっていました。
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