So-net無料ブログ作成

湧水その1(細岡)

0405.jpg
釧路湿原の春いちばんは・・・やはり湧水。
少なくとも30年以上まえに降った雨水が目の前に現れる。
その周りには福寿草たちが顔をだし
湖の上には氷紋の不思議な模様があぶりだされる。


近くで春探し

IMG_2049.jpg IMG_2051.jpg IMG_2048.jpg IMG_2045.jpg IMG_2046.jpg IMG_2043.jpg IMG_2044.jpg IMG_2039.jpg IMG_2042.jpg
IMG_2038.jpg近くに春はきているかな?
今回は釧路市立博物館 加藤ゆき恵学芸員とともに
博物館周辺を散策しました。
気温は一応プラスでしたが、風がまだまだ冷たい。
鼻水をすすりながらの収録でした。
博物館の玄関のそばに桜がたくさんあるのですが、蕾はまだまだ固い感じ。でもよく見ると緑のものが少しだけ見えました。
そして足元をみると、ハコベたちが。。。
こちらもよく見ると先端に小さなものがついています。蕾です。
とても小さいので咲いてもよく観察しないと気づくことができないかもしれません。
野草園に移動しました。舗装してある際にタンポポの葉が・・・。
雪の下で緑のまま頑張っているタンポポやシロツメクサなども懸命に頑張っている感じです。
ガンコーランは赤茶色なので、枯れている様に見えたのですが、これもこのままの状態で冬を越すそう。
小さなつぶつぶが見えますが、これは蕾。かわいいですね。
福寿草はしっかりブルーの網でガードされて、カラスから守られていました。
ネコヤナギもフサフサ。芽吹いていますね・・・・・
足元にはフキノトウも少しずつ大きくなっていました。
全体的には茶色しか見えないのですが、小さな変化はたくさんあります。
植物たちは春を確実に伝えてくれています。

塘路湖エコミュージアムのnew face

IMG_1739.jpg IMG_1740.jpg
もともと畑違いのことを大学では勉強なさっていた中野雄介氏、自然の中で仕事をしたい!と北海道へ。
以前は利尻礼文サロベツ国立公園でもレンジャーとして働いていらっしゃったそうです。
2017年の4月から塘路湖エコミュージアムセンターでレンジャーとして勤務なさっています。
今後、どういったことをしていきたいのかを模索中とのことですが。
「自然の楽しみ方、良いと思う部分は人によって違うということを、以前の職場で痛感したんです。
だから、ここでは、その自然への色々なアプローチの方法を皆さんに提示できるようなことがしたいですね。」とのこと。
1年住んだだけでは自然の流れはわかりますが、ある植物や動物が減った増えたとは一概に言えません。
腰を据えて長期間にわたって観察することではじめて見えてくるものがたくさんあります。
中野氏ならではの自然へのアプローチ、ワークショップなどが今後どう展開されるのでしょう。
今後インタビューさせていただいた時には、どういったお話しをしてくださるのか楽しみです。
IMG_1741.jpg IMG_1743.jpg

フィトンチッドの森で不思議な顔探し

IMG_1718.jpg IMG_1719.jpg IMG_1722.jpg
今回は塘路湖エコミュージアムセンターの佐藤光則氏にフィトンチッドの森に連れていってもらいました。
まずは、可愛いエゾリスの足跡が・・・。綺麗に4つ残っていました。そして朽ち果てた木々の根元に散らかした様な跡が・・・。
どうやらこれは、アカゲラがエサを探した跡の様です。小さな丸い穴が見えますが、ここに虫が入っていて、そこを突いて虫を食べたそうです。彼らも大変ですね。
そして・・・
まるで人の顔のような植物たちのある場所を探しました。それは葉痕と呼ばれるところ。
IMG_1727.jpg IMG_1730.jpg IMG_1732.jpg
IMG_1736.jpg葉が落ちたあとを見ると、面白い形になっているところがあります。
冬芽を観察していると、気づく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは葉痕と呼ばれるものです。
葉痕は、葉が枝に着いていた所に残るあとのことです。
従って、大きな葉ほど、葉痕も大きく、いろいろな形に見えるのです。
人の顔の様にも見えたり、動物の顔の様にも見えたり、宇宙人の顔の様にも見えたりします。
葉は枝との間で、養分や水分をやりとりしています。
この養分や水分の通り道にも、痕が残ります。
ですから、樹によっては目鼻や口に見えたりして、不思議な顔に見えたりするということなのです。
この写真は、イヌエンジュ、エゾニワトコ、ノリウツギのものです。

IMG_1742.jpg

サルボ展望台をのぼる・・・02

やっとサルボ展望台到着!!!
IMG_1695.jpg IMG_1696.jpg IMG_1697.jpg
ここからの眺めは最高です。
正面には塘路湖や、やや右には湖沼が見え、
右側には鶴居の宮島岬まで見渡せます。
その奥の左には釧路の市街地も見えました。
工場の煙突からたなびく煙が見えます。
何度も来たことはあるのですが、今回の様に風がなく
穏やかな時はなかった感じ・・・です。
太陽が眩しい!

後ろを見ると、遠くに山々が見えます。
雌阿寒岳と雄阿寒岳などなど・・・。
阿寒摩周国立公園と釧路湿原国立公園の2つが同時に見ることができる贅沢な場所です。
最後に、塘路湖エコミュージアムセンター 佐藤光則氏にこの周辺の楽しみ方を伺いました。
IMG_1698.jpg IMG_1699.jpg
初級編:塘路湖エコミュージアムセンターの周りにある散策路を楽しむ。
中級編:今回のサルボ展望台を登ってみる。
上級編:サルボ展望台と隣のサルルン展望台を登ってみる。
他にも沢山の楽しみ方があります。どうしようかな?と迷ったら、ぜひセンターで相談してみて下さいね。

サルボ展望台をのぼる・・・01

今回は「歩いてみる?」との塘路湖エコミュージアムセンター佐藤光則氏のご提案で、サルボ展望台へ。
1.jpg 2.jpg 3.jpg4.jpg 5.jpg
この写真を見るだけでは、まだまだ冬の感じですが、雪解けの水や湧き水が日差しを受けてキラキラしていました。やはり風がないととても温かくなりました。
坂を登っていく途中で変なもの発見!
どうやらキタキツネの糞の様です。食べたものが消化されずに排泄され、それを観察すると何を食べたのかがわかりますよね。この糞には毛がたくさん見られました。おそらくヤチネズミなどを食べたのでは?とのこと。
6.jpg 7.jpg
下の写真は、キタキツネの足跡とエゾユキウサギの足跡、そして、エゾシカの歯型?
8.jpg 9.jpg 10.jpg
展望台に近づくにつれ、まだ雪が深く、動物達の足跡がたくさん見えます。
春を待ちわびているのが、人間だけではないことを感じます。
最後に、今年一番に見つけた福寿草の写真を。。。
11.jpg 12.jpg


厳冬期カヌーの醍醐味

IMG_1384.jpgIMG_1385.jpg
カヌーも寒い冬もやっています。今回もレイクサイドとうろの土佐武氏にお話しを伺いました。
釧路川も凍ってはいないので、一応下ることができるそうですが、
もう少し安全な釧路川の支流のアレキナイ川を楽しむツアーをなさっています。
早朝の時も日中もいろいろあり。
早朝はとても寒いけれど、そんな中だからこそ見ることのできる景色があります。
例えば、凍りついた時間帯に出てくる朝日、霧氷、川霧などなど。気温がグッと下がる日の出の時間帯にあわせていくと楽しむことができるのです。
寒い時だと氷点下25度前後の時も。でも、だからこその空間・景色に出会えるということ。
IMG_1386.jpgIMG_1387.jpg
日中でも氷点下なので、厳しい寒さが作り出す氷の造形、例えば岸から張り出している氷や流木についた氷の雫がそのまま丸くなって凍った形を楽しむことができるそうです。
あとは野生動物。この時期だとオオワシ・オジロワシ。
カワセミやヤマセミは夏よりも見ることのできるチャンスは高いそう。
白い風景の中で見る青い色・・・綺麗!
他にはエゾシカ、キタキツネ、タヌキも。エゾタヌキは増えてきているのか、ここ2~3年よく見かけるようになったとおっしゃっていました。
IMG_1388.jpgIMG_1389.jpg
静かな湿原の中に、エンジンのついていないカヌーでそ~っと入っていく。
目線もカヌーからの低い目線で湿原を見ることができるので、そういうことを含めて野生動物との出会いも魅力のひとつ。
海外、台湾、香港、シンガポールの方もいらしているそうです。最近増えているとか。
予約の方の半分は海外の方。緑一面の釧路湿原が印象的ですが、冬もたくさん素晴らしいところがあることをわかってもらえて嬉しいと・・・。
土佐氏はカヌーガイド歴は20年くらい。
この20年位のスパンだと目に見えての大きな変化はないそうですが、お父様や先輩のガイドの方の話しを聞いたりして、少しですが変化を感じるところも。
例えば、塘路湖に関していえば、森が育ってきて湧き水がでるようになり、水が循環され魚も住みやすい環境になってきている。そういうところはよくなっている部分です。
長い目でみると、湿原の周辺で開発が進んだことにより、湿原の中に少なからず土砂が入り込み、浅くなった湖や川なども目に見えてわかるところもあると。
「そういった悪く変化したところも含めて、ガイドとしては説明をするようにしているんです。」
IMG_1390.jpgIMG_1391.jpg
※写真は土佐武氏からお借りしました。

御神渡りとワカサギ

IMG_1377.jpg IMG_1378.jpg
塘路湖に・・・。レイクサイドとうろの土佐武氏にお話しを伺いました。
今年は何年かぶりに綺麗な御神渡りが出現。雪が少ないとできやすい御神渡り。
いつもできる場所に綺麗な氷の造形を見せてくれていました。
年明ける前にも1度できたそうですが、一旦なくなりました。
その後雨が降り、雪がまったくなくなり。再度盛り上がってできたそう。見た目にもダイナミックです。
高さとしては80cmくらいありそう。
それが対岸まで同じような地形にむかってずっと続いています。必ず湖の中でも一番幅の狭いところにできる御神渡り。今いるところと向こう岸との距離が一番、湖の中では短い場所なのです。
今まで何年間かは雪があったので綺麗にできなかったそう。
雪が30cm位積もってしまうと雪の重みで盛り上がってこなくなるのです。
また、盛り上がった後に雪が降ると、雪の下が温かくなるので氷がつぶされて見えなくなるのです。
御神渡りの氷をじっくりみると、氷の上の方は空気が入って白っぽく見え、下の方は透明度が高い感じ。
最初にできた時期と後からできた時期の氷の変化もみてとれるのです。
IMG_1379.jpg IMG_1381.jpg
IMG_1383.jpg今年のワカサギは好調。魚体は小ぶり。
でも釣る人は1日に1000匹も。
去年の春の孵化が状態がうまくいったので、よく釣れているそう。
今釣れているのは去年の春孵化したものとのこと。
朝夕が釣れやすいと言われているのですが、昼間も釣る人もいらっしゃるそう。
小さいけれどたくさん釣れている感じです。
ワカサギ以外今年は例年以上にアメマスがよく釣れていると。ワカサギを食べにやってくるのです。
アメマスが釣れるとワカサギが逃げてしまうので釣れない時間帯もでてくるそうです。
ワカサギ釣りは3月11日まで楽しむことができます。

標識から見えてくるそれぞれの性格

鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリチーフレンジャー原田修氏に伺う第4弾。
標識.jpg

1989年から標識、足環をつけ始め、昨年の繁殖期に500羽までつけたそう。だいたい年に10〜20羽くらい申請をしているそうです。標識をつけることにより遠くから見分けることができます。標識では生まれた年の生まれた場所、そしてオスかメスかもわかるのです。その記録が積み重なることによって何歳でつがいになったのか、どのあたりで縄張りを構えているか、何歳位まで生きているのか等ということががわかってくるのです。研究者の方がそれをつけて、サンクチュアリではそれに協力するという形で、毎日標識を読んで記録をしているそうです。そんな中、3つのエピソードをご紹介いただきました。
IMG_1111.jpg IMG_1112.jpg
その1:ある冬2歳のT40(オス)とT48(メス)はサンクチュアリでいつも一緒に行動していました。
しかし年が明け、2羽はお別れした様で、その後T48は阿寒の給餌場で別のオスとつがいになりました。その冬、鶴見台で1羽で過ごしたT40は、2年後に新しいつがい相手と1羽の子供を連れてサンクチュアリに飛来。原田氏いわく「色々あったけれど、今はしあわせだよ〜」
IMG_1106.jpg IMG_1114.jpg
その2:いつも落ち着いて自分からは喧嘩を売らないT08(オス)。ある時彼の子供が足を怪我してうずくまることが多くなり、周りのタンチョウからつつかれるようになりました。するとT08は子供に他のタンチョウが近づかない様に積極的に喧嘩を仕掛け出したのです。しばらくしてT08がおとなしくなったと思ったら、子供の足は治っていたとか。「やる時はやる!彼の株は一気にあがりましたね」
その3:08V(オス)は、若い頃、いくら畑から追い払っても真っ先に畑に戻り悪さを繰り返していました。つがいになっても給餌場で他の家族と争い、負けると必ず自分よりも弱い相手に喧嘩をうり、勝って終わらないと気が済まない性格の悪いタンチョウ。
「性悪で憎らしいのですが、どうしても気になる一羽なんですよ」
ということで、タンチョウは行動観察していると見飽きることがない鳥という事は間違いがなさそうです。
IMG_1108.jpg IMG_1115.jpg
※一番上の写真は原田修氏からお借りしました。

タンチョウの鳴き声と仕草2

親子(幼鳥)09.1.12 (12).JPG

鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリチーフレンジャー原田修氏のお話し第3弾。
今回はまず「ピーピー」という子供の声から。
家族だけでいる時にはこういった声は出さず、給餌場などの場所で他の家族がいたりすると、自分がここにいるよという合図の声を出すそう。
この子供、2月の中旬以降から声変わりをするそうなのです。少し濁った様な声になるそう。
羽が抜け替わって翌秋、ある程度2年に入った年からは、もう「コー」という声になるそうです。
2月の下旬位から3月にかけてだけにしか聞くことができない声とか。とってもレアですね。必ず聞こえるというものでもないそうです。
続いての声は・・・「お〜い」という人間語訳の鳴き声。家族が離れていた時に呼ぶ声なのです。
続いての声はとても変わった声に聞こえました。1羽がこういった声を出すと、みんなやっている動作を止めて顔を上げるそう。
IMG_9747_警戒B.JPG

警戒の声です。「カッカッカッカッカー」といった感じです。この時は給餌場にキツネが出てきたそう。
キツネは天敵なので油断していると危ないのです。四つ足哺乳類に関してはみんな警戒する感じとか。
「キツネが出てきて最初はみんな警戒して離れたんです。キツネが餌もないなと思い踵を返した途端、みんなで追っかけるのです。それまでは腰が引けて逃げていたのに、相手が去っていくと今度は急に追っかけていって・・・とても面白かったですよ。」
飛び立ち①_IMG_9611.JPG

続いては、カメラマンの方が覚えておいた方が良いという鳴き声です。
鳴いているタンチョウは体を斜め上をみている様な仕草をして短く「コッコッコッ」と鳴きます。
それに対して残りの家族が餌を食べていたり、羽繕いをしていたりしているのをやめて、同じ様な姿勢になってくると、最終的には体を前に倒す様に首を前に倒しつつ走り出して飛んでいくそう。
ただし、集団になるとなかなか飛んでいきそうでいかない場合もあるのです。お互いに牽制している感じにも見えるのですが・・・。ただ、一組飛ぶとみんな一斉についていくそうです。
※写真は原田修氏からお借りしました。